世界の絹 貢献を紹介 高山社研究の関口さん 著書を市に寄贈
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高山社の業績を研究した成果をまとめた関口さん(右)

 群馬県の世界文化遺産、高山社跡(藤岡市高山)に詳しい地域農業史研究者の関口覚さん(76)=同市篠塚=は、研究の成果をまとめた著書「高山社の養蚕改革―養蚕農家とともに求めた繭質・糸質の改良―」を自費出版し、24日に市に寄贈した。関口さんは「遺産を活用するには研究の蓄積が重要。ぜひ役立ててもらいたい」と話している。

 同書は、高山社と関連組織の連携や、創設者である高山長五郎と養蚕農家との関わりなどを19章約300ページにまとめた。高山社による農家経営の安定化や人材育成は繭や生糸の質の向上につながったとして、日本の絹産業の発展を根底で支えたことを解説。日本の外貨獲得に貢献し、上流階級でない人も絹製品を身に着けられるようになり世界のシルク文化につながったことを強調している。

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