渋川・上三原田歌舞伎 舞台維持の住民にサントリー地域文化賞
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 サントリー文化財団(鳥井信吾理事長)は22日、第41回サントリー地域文化賞に群馬県の上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員会(渋川市)など全国5地域の活動を選んだと発表した。同委員会は、地域住民が一体となって特殊な仕組みを持つ農村歌舞伎舞台の維持と設営、公演の裏方作業までを行い、地域の文化的シンボルとして受け継いでいることが高く評価された。贈呈式は9月27日に東京都内で行う。

 「上三原田の歌舞伎舞台」(同市赤城町)は1819年に建築されたとされる。左右奥三方の板壁を倒すことで舞台面が広がる「ガンドウ返し」、天井と奈落の双方から舞台を上げ下げする「セリヒキ機構」など、多くの仕組みを持つ農村舞台は他にないという。

 22日に県庁で会見した長岡米治委員長(77)は「名誉ある賞をいただいたことを糧に、さらなる発展に向けて努力したい」と語った。賞金300万円は全国の舞台の見学会などに使うことを検討している。

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