客席アーチ屋根 着々 渋川・上三原田歌舞伎舞台 200年祭へ準備
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観客席作りを公開した見学会。伝承委員会がアーチ形の屋根の組み方などを説明した(アプリ「上毛新聞AR」をインストールしたスマホやタブレットをこの写真にかざすと動画を見ることができます)
舞台上で稽古する中村さん(左)ら

 群馬県渋川市赤城町の国指定重要有形民俗文化財「上三原田の歌舞伎舞台」の創建200年祭(11月2、3日)に向け、大規模な観客席作りが進んでいる。15日には設営作業の一般向け見学会と、演目の一つ、シェークスピア劇の公開稽古が現地で行われた。

 客席にアーチ形の屋根を設ける「小屋掛け」は今回、スギの大木14本を組み合わせる「7本掛け」で、12年ぶりに最大規模を作り上げる。作業の一般公開は初めて。地元住民で組織する上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員会の長岡米治委員長(77)と事務局の都橋俊明さん(69)が歴史や特徴のある舞台機構を紹介するとともに、木の組み方や縄の結び方など、地域に受け継がれる伝統の技法を説明した。

 都橋さんは「全て手作業のため、この舞台の姿は今回限り。完成した様子をぜひ見てほしい」と呼び掛けた。見学者は説明を聞きながら屋根の骨組みを見上げたり、舞台の奈落をのぞき込んだりしていた。

 200年祭では、演劇プロデュース「とろんぷ・るいゆ」(中村ひろみさん主宰)が「とろんぷ・るいゆの農村舞台でシェイクスピア!! 『夏の夜の夢』」を上演する。同舞台で現代劇が披露されるのは初めてという。役者たちは舞台上で芝居をしながら、広さや大道具の動かし方などを確認。伝承委のメンバーと操作の打ち合わせをした。

 公演は観覧無料。他の演目や上演時間など、問い合わせは同祭実行委(電話0279-52-2102)へ。

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