繭の美しさを芸術に 富岡製糸場で花まゆ展 世界遺産登録5周年
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「収穫祭」の横に立つ酒井さん=富岡製糸場

 世界文化遺産、富岡製糸場(群馬県富岡市)の遺産登録5周年を記念し、繭を素材にした「花まゆ」展が21日、製糸場東置繭所で始まる。考案者で教室を主宰する酒井登巳子さん(名古屋市)が、今回のために生徒たちと丹精した作品「収穫祭」などを展示。繭の美しさや魅力、すばらしさを改めて伝える。10月20日まで。

◎繭で作る花は1万8000個の大作
 「収穫祭」は280人が参加し、約11カ月かけて作り上げた。酒井さんが花まゆを考案するきっかけとなった「揚がり繭」と呼ばれるくず繭を活用、1万8000もの“花”を咲かせた。

 会場にはこの他、昨年11月にフランス・リヨン市で開かれた絹市に出展した作品を展示。季節感にあふれるススキや野生の花、バラなどを表現した花まゆが、優しく、生き生きとした様子で飾られている。

 酒井さんは「製糸場は先人たちの英知が集められた場所。来ると背筋がピンとするし、原点に戻れる。日本の宝の節目をお祝いしたい」と話している。

 第1弾の今回は「絹が結ぶ縁」がテーマで、21日はオープニングセレモニーやギャラリートークを行う。第2弾(12月7日~来年1月19日)は「祝いの花」、第3弾(来年2月29日~3月29日)は「未来・無限」を主題に開かれる。

 第1弾の作品は写真共有アプリ「インスタグラム」の上毛新聞社富岡支局アカウント(@jomotomioka)でも紹介する。

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