文化財指定3周年 豪華な客間 初公開 旧中島家住宅特別展
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 昭和の飛行機王と言われた中島知久平(1884~1949年)が両親のために建てた旧中島家住宅の国重要文化財指定3周年特別展が1日、群馬県太田市押切町の同住宅で始まった。父親に宛てた手紙をはじめ、愛用のすずりや帽子などを初めて紹介=写真。シャンデリアなどが施された豪華な客間と次の間の客室部も特別公開している。
 
 農家に生まれた知久平が士官候補生になるという志を立て18歳で東京へ家出した直後に父、粂吉くめきちに宛てた手紙では、家を継がないことをわびた上で、昼は数学校、夜は英学校に通い励んでいることを知らせ、郷里を離れたことに許しを求めている。

 海軍機関学校へ進み、海軍の将校となる知久平の几帳面きちょうめんな性格がうかがえる「造船学」のノートや着用していた中尉の礼装を展示。海軍退官後に太田市に民間の飛行機研究所を開設し、「物価は上がっても中島の飛行機は上がらない」と揶揄やゆされた試験飛行に失敗した飛行機の写真なども紹介している。

 展示は「若き日の知久平と中島飛行機」をテーマにした11月10日までの前期と、同12日から12月25日までの「中島飛行機の発展と政治家知久平」にスポットを当てる後期に分け、計約60点を紹介する。午前9時~午後5時。月曜休館。入館無料。問い合わせは市教委文化財課(電話0276-20-7090)へ。

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