《映画「影踏み」 想い重ねて (1)》ロケ隊に風呂用意 合宿所スタッフ・松尾紘夢さん(25)
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撮影の打ち上げで篠原監督から記念品を受け取る松尾さん(左)

 全国公開中の「影踏み」はオール県内ロケで撮影された。さまざまな形で映画に関わった人たちの思いを伝える。

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 ロケの間、スタッフが合宿した伊参スタジオ(中之条町)の風呂係を務めた。撮影の打ち上げで、感謝の花束を手渡されびっくり。主演の山崎まさよしさんとデュエットしたことも忘れられない。

 伊参スタジオ映画祭を通じて、母親と篠原哲雄監督が知り合いだったことから手伝いを頼まれた。当時は就職活動中で時間もあり、社会経験になると思って引き受けた。

 期間中は毎日、スタジオに行って風呂やトイレ、台所を掃除。ロケ隊の「帰るコール」を待って湯を張った。撮影は深夜に及ぶこともあったが、作品づくりに関わっていると思うと楽しかった。

 今年の夏から、都内の法律事務所で働き始めた。将来は弁護士を目指している。就活中は「就職できれば何でもいい」と思ったが、映画「影踏み」のスタッフが真剣に打ち込む姿に心を動かされた。法律を通して、人を助ける仕事ができたらいいと思っている。

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