1964年東京五輪で聖火先導の白バイ 長野原で復活お披露目
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ファンが見守る中、さっそうと走行した白バイ

 1964年の東京五輪で聖火リレーを先導した白バイの走行展示が1日、群馬県長野原町役場で行われた。現在放送中のNHK大河ドラマ「いだてん」の撮影でも使用された貴重な1台の走りに、集まったバイクファンが熱いまなざしを送った。

 走行した白バイは、64年に当時のカワサキメグロ製作所が生産した「メグロ500K1P」(500㏄)。東京五輪に向けて造られた500台のうちの貴重な1台という。神奈川県警で約5年間使用され、五輪開催の際は同県内で行われた聖火リレーの先導車も務めた。

 引退後は、バイク愛好家らでつくる「浅間ミーティングクラブ」の会員で、同県警に勤めていた倉林高宏さんが譲り受けた。同クラブが町営浅間園の二輪車展示館「浅間記念館」で6年ほど前から展示している。

 これまでは走行できる状態ではなかったが、「いだてん」の撮影で使用されることをきっかけに修理し走行できるようになった。9月に撮影を終え、同町に戻ってきたため、初めて走る姿をお披露目した。

 走行展示は「いだてん」の撮影にも参加した同クラブ企画広報担当の熊谷貴尚さん(60)が運転。バイクファンが見守る中、力強いエンジン音を響かせ、さっそうと駐車場内を駆けた。走行しながらサイレンを鳴らすと、拍手と歓声が上がった。

 熊谷さんは「『いだてん』をきっかけに車検も取って走れるようになった。来年の聖火リレーに合わせて、魅力をアピールしていきたい」と話した。今後も浅間記念館に展示する。

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