沼田城跡で本丸の瓦と柱穴を発見 市教委「真田氏の時代のもの」
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発掘調査で見つかった瓦

 戦国武将の真田氏が居城とした群馬県の沼田城跡(沼田市西倉内町)の発掘調査で、市教委は2日、本丸内の建物に使われた瓦が多数見つかったと発表した。本丸には5層の天守閣をはじめ、生活スペースの御殿、やぐらなどがあったとされ、瓦はいずれかの建物に使われたとみられる。柱を立てる際の柱穴も確認。群馬県や国の史跡指定を目指し、出土品などを詳しく分析する。

◎8日に現地説明会
 文化財保護課によると、調査は11月上旬から本丸の南東部で実施。どの建物の瓦か判明していないが、「真田氏の時代のものとみて間違いない」としている。

 沼田城跡は現在、沼田公園となり、城の復元を含めた長期整備構想が進められている。市教委は2015、16年度に独自の発掘調査を実施。石垣などが見つかっている。

 史跡指定を目指し、17年度には城跡調査や保存整備のための委員会を立ち上げ、下部組織に学識経験者による専門部会を設置。今回の調査は今月下旬まで行う。

 沼田城は河岸段丘の台地上にあり、堅固な守りを誇った丘城。上杉、後北条、武田といった名だたる大名が争奪戦を繰り広げた。1532年に沼田顕泰が築き、97年に真田氏初代城主の信之が天守を造営した。

 市教委は専門家や県教委の指導を受け、今回の調査結果を分析するとともに、近く独自調査分についても報告書をまとめる。「沼田城を巡っては分からないことも多い。時代背景などを解明し、さらに価値を高めたい」としている。

 市教委は8日、市民向けに現地説明会を開く。午前10時、同11時、午後1時半の3回。問い合わせは、平日は同課(電話0278-23-2111)、土日は歴史資料館(電話0278-23-7565)へ。

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