《休館ギャラリー 3》ぐんま昆虫の森 天敵の目 逃れ擬態
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 春分を迎え草木は芽吹き、虫たちの活動も活発になってきた。ぐんま昆虫の森(群馬県桐生市)で注意深く観察すると、自分の体を生息環境に似せる擬態で、天敵から身を隠す虫たちが見つかる。木の芽や葉、幹などになりきり、見事な変身ぶりだ=写真

 キマエアオシャクの幼虫(右上)はクヌギの冬芽に化け、細い枝先で堂々と全身を伸ばしている。カギバアオシャクの幼虫(左上)はシラカシの冬芽をまねる。色や節はそっくりだが、心細いのだろうか。葉の陰に身を隠している。

 トビモンオオエダシャクの成虫(左下)は羽を広げてコナラの幹に密着し、まるで忍者のように同化した。アオスジアゲハのさなぎ(右下)はクスノキの葉に取り付くと、色や形だけでなく、水や養分を運ぶ葉脈までも見事にまねていた。

 同園の神保智子さんは「虫たちがどんなにうまく隠れても、餌を探す鳥も生きるのに必死。多くは食べられてしまう」。自然の生存競争は厳しいのだという。

 【お知らせ】アプリ「上毛新聞AR」をインストールしたスマホやタブレットをこの写真にかざすと動画を見ることができます。


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