かまど 江戸期の庫裏に 千代田の光恩寺で火入れ式
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 群馬県千代田町赤岩の国登録有形文化財「光恩寺庫裏」に新設したかまどの火入れ式が開かれ、檀家だんかや工事を担当した職人ら約30人が様子を見守った=写真。28日に開催される「春季不動尊大祭」から本格稼働する。

 光恩寺によると、庫裏は江戸時代後期の建築。元々、館林市内にあったが、1869年(明治2)に同寺に移築された。その際、かまども造られたが、老朽化により60年ほど前から使われていなかったという。

 火入れ式は光恩寺の84代住職、長柄行光さんが、かまどの神様「荒神様」への供養と安全を祈願。その後、火を入れて稼働を確認した。

 寺の祭りで関係者に赤飯やけんちん汁などを振る舞う際、これまでは野外で調理してきたが、風や雨に対応するため庫裏の古いかまどを撤去し、新しく造ることになった。長柄さんは「職人さんのおかげで、立派なかまどができた」とうれしそうに話した。

 寺では電気やガスを使わず、一度に大量の調理が可能なことから、災害時の炊き出しにも活用したいとしている。

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