「世界の記憶」理解深めて 高崎の上野三碑がテーマのかるた完成
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完成した上野三碑かるた

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録された群馬県高崎市の上野三碑こうずけさんぴの魅力を発信しようと、上野三碑普及推進会議(新井久男座長)は2日、読み札を公募して作成していた「上野三碑かるた」が完成したと発表した。子どものうちから三碑や文化財への理解を深めてもらおうと、5000部を県内の小中高校、特別支援学校などに配布する。

◎全国から6751点の応募 時代背景や地域性学んで
 読み札と絵札各44枚に遊び方と解説文を付けて1セットにした。「永遠に地域で守る上野三碑」「ユネスコの世界の記憶上野三碑」といった総括的な句から、「上信線古碑と製糸の夢乗せて」といった周辺の産業や文化財を取り上げた句などが入り、三碑の意義や時代背景、地域性について学びながら楽しめる内容となった。読み札は昨年6~9月に公募し、全国から集まった6751点から選んだ。

 絵札は一水会会友で市美術館長の塚越潤さん(67)が担当。塚越さんは上毛かるたを参考にし、スケッチを繰り返して描いた。「子どもが覚えやすいよう色彩の美しさを意識した。縦の構図にするのに苦労した」と振り返った。読み札は高崎経済大附属高書道部員が筆を振るった。

 上野三碑は高崎市にある飛鳥、奈良時代に建立された山上碑、多胡碑、金井沢碑の総称。2017年10月に世界の記憶に登録された。

 25日から多胡碑記念館(同市吉井町池)で原画・原書展を開く。県内書店でのかるたの販売(880円)も予定している。

 問い合わせは市教委文化財保護課(電話027-321-1292)へ。

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