《ぐんま 看板娘がおもてなし in 沼田》国際交流員 クリスティーネ・バウアーさん 日独結ぶ伝統息づく
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 歴史ある街並みと豊かな自然を有する沼田市。ドイツとの親交を深めている同市に2018年8月、ドイツ人の国際交流員、クリスティーネ・バウアーさん(28)が着任した。市民から「ティーネさん」と呼ばれ、愛されているバウアーさんと市内を巡る。

◎「一生忘れられない場所」
 バウアーさんはミュンヘン出身。子どもの頃に漢字の形に興味を持ち、日本を好きになった。地元の大学で日本文化を専攻、日本への留学やインターンシップも経験した。国際交流員として2年目の現在は、ドイツ料理教室などで市民と交流している。

 沼田とドイツ・フュッセンの両市は、今年で姉妹都市締結25年目。バウアーさんが「両国の伝統が見られる場所」と話す旧土岐家住宅洋館は、随所にドイツを感じることができる。「自然が豊かで空気もきれい。一生忘れられない場所になると思う」。そんな沼田を愛するバウアーさんのお薦めの場所を紹介する。

※写真はクリックすると拡大画像が表示されます。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、外出自粛が要請されています。画像と動画でお楽しみください。


旧土岐家住宅洋館 1924(大正13)年に東京都渋谷区に建てられた、旧沼田藩主・土岐家邸宅の洋館。西洋文化と日本の伝統が混在し、赤い壁が映える洋室の隣に落ち着いた和室をしつらえる。「窓や外壁はドイツでよく見る色使い」。90年に沼田公園へ、さらに今年、中心市街地に移築した。新型コロナウイルス感染症の影響で式典は延期、一般公開も未定。

 (沼田市上之町1160-1・午前9時半~午後5時・水曜休館・入館料は110円、中学生以下無料)

東見屋まんじゅう店 酒種で作る生地にみそだれを塗り、炭火で焼く「味噌みそまんじゅう」を提供する1825(文政8)年創業の老舗。「甘塩っぱくておいしい」。ドイツから家族や友人が来たときは必ず連れてくる。「父は最初、何だろうって顔をしたけれど、食べ終わるころにはファンになっていました」。あん入りや塩味もあるが、「やっぱり定番の味噌まんじゅうが好き」。

 (沼田市下之町875-7・電話0278-22-3470・午前9時~午後5時半)

南郷の曲家 かやぶき屋根の古民家で市指定重要文化財。「日本文化が楽しめ、すてきな一日が過ごせます」と、特に海外の人に薦める。郷土料理や工芸品作りが体験でき、バウアーさんもかっぽう着姿でそば作りに挑戦。きれいに麺を切りそろえた。「生地のこね具合や切り方で食感が変わるのにはびっくり」

 (沼田市利根町日影南郷158-1・電話0278-54-8611。木曜休館・午前10時~午後4時)


《わたしが撮るならこんな視点》 旧土岐家住宅洋館内の洋室と和室をつなぐ扉に注目した。「面白い! こんな低い扉はドイツにはないです」。背伸びしたら頭が届く様子を自撮り。着物は、近くの着物店「京呉服 みはし」(市と体験事業を計画中)で借りた。

 日本で撮った写真は、SNSでドイツの家族や友人に送っている。沼田の広報に連載中の「ティーネのいいね!ドイツ」では、日本をよく知る彼女の視点でドイツ文化を伝えている。

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