世界遺産の研究に助成金 県と富岡市が「絹ラボ」 募集を開始
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 群馬県と富岡市などでつくる「シルクカントリー群馬プロジェクト実行委員会」は27日、県内外の学生や一般の人から世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」などをテーマとする研究を助成する事業「絹ラボ」の募集を開始した。県立世界遺産センター「『世界を変える生糸いとの力』研究所」が今年設置され、一層の調査研究が求められる中、若手研究者の育成を図り、世界遺産の価値を次世代につなげる。

 対象となる研究テーマは(1)富岡製糸場と絹産業遺産群(2)日本の生糸が世界に与えた影響(3)絹産業における女性たちの活躍(4)国内外の絹文化、絹産業(5)世界遺産の構成4市町における観光、教育、地域振興、景観形成など―に関するもので、県内での現地調査が条件。

 6月末まで募集し、7月の審査委員会で最大10件を採択し、交通費や書籍代などに充てる研究奨励金を1件につき上限20万円交付する。採択された個人や団体は研究奨励金を基に調査研究を進め、来年1月下旬に開く一般公開の研究成果報告会で発表する。

 対象は、学生の部は高校の団体(必ず指導教諭を含む)、専門学校、短大、大学、大学院の個人・団体(いずれも指導教官の推薦書を添付)。一般の部は個人・団体。

 県文化振興課は「これをきっかけに世界遺産を訪れ、研究対象として興味を持ってもらいたい。現地調査には地元の市町が協力する」としている。

 希望者は、事務局の上毛新聞社特設ホームページ(https://jomoevent.com/kinurabo/)で実施要項などを確認の上で、申請書類をダウンロードして記入。〒371-8666 前橋市古市町1-50-21 上毛新聞社事業局地域貢献部「絹ラボ」係宛てに6月30日(必着)までに郵送する。問い合わせは同部(電話027-251-4341、平日午前9時~午後5時)。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事