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《コロナと向き合う (9)》基盤弱い団体 支援を 高崎芸術劇場芸術監督・大友直人さん
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《コロナと向き合う (9)》基盤弱い団体 支援を 高崎芸術劇場芸術監督・大友直人さん
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 新型コロナウイルスの感染拡大により、音楽界は公演の中止や延期が相次ぎ、音楽活動やホール運営は大きな影響を受けている。高崎芸術劇場芸術監督で指揮者の大友直人さん(61)=東京都=は「前代未聞の事態に直面している」とし、音楽が社会で果たす役割や行政による支援の必要性を訴える。

―オーケストラなど音楽界への影響は大きい。
 飛沫ひまつ感染が懸念される合唱関係に始まり、編成の大きなオーケストラの公演中止が相次いだ。狭い空間で至近距離で行う演奏は「3密」に当たるため、演奏家自身も警戒している。4月以降に全国各地で予定されていた大規模な公演は、知りうる限り全てなくなった。前代未聞の事態に直面している。

―今後も業界への影響が予想される。
 出入国規制や、ビザ取得の手続きをする大使館が閉まっている国もあることから、国際音楽祭などは大きな打撃を受けると思う。数カ月かけて準備をする合唱や演劇といった舞台関係も練習のめどが立たず、頭を悩ませている。アーティストだけでなく、民間運営のホール、特に中小規模は存亡の危機に立たされるだろう。

―行政に求めることは。
 演奏家団体などで構成する組織が、公演中止による損失の補填ほてんを求める要望書を政府に提出するなど働き掛けている。特に公的な財政基盤の少ない団体に対しては、文化行政への貢献の実績などをかんがみて優先的に支援してほしい。

―外出自粛が続く中、中止となった公演の無料ライブ配信や、演奏家が自宅などで撮影した動画を会員制交流サイト(SNS)に投稿する動きが活発だ。
 指揮を務める東京交響楽団が3月に行った無観客公演を動画サイト「ニコニコ生放送」で配信したところ、予想を超える10万以上のアクセスがあった。聴いてくれる人がいることは演奏家にとってモチベーションにつながる。だがコンサートの醍醐味だいごみは時間と空間を共有することにある。配信を通して音楽の魅力に触れ、実際に会場に足を運んでもらうことが理想的だ。

―このような状況で音楽が果たす役割は。
 どんな形態であれ、人間社会において音楽のない生活はほとんどなく、衣食住の一部といえる。今回の自粛がコンサートや舞台芸術の価値や意味、人が集うことの幸福感を客観的に再確認する時間になると信じている。

 おおとも・なおと 2018年度まで6年間、群馬交響楽団音楽監督。今年1月から現職。東京交響楽団名誉客演指揮者、琉球交響楽団音楽監督、日本演奏連盟理事などを務める。桐朋学園大卒。東京都

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