特急あさま 往時の色に復活 安中・鉄道文化むら保存車両を修繕
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お披露目されたEF63(右)と189系特急あさま

 群馬県の碓氷峠鉄道文化むら(安中市)で展示保存されている189系「特急あさま号」の塗装修繕工事が完了し、往時の姿を取り戻した。11日には記念セレモニーが開かれ、鉄道ファンや関係者らが完成を祝った。

 同特急は上野と長野、直江津間を結び、1997年の信越線の横川―軽井沢間廃止時まで活躍した。車両は屋外で展示されていたため、風雨の影響で劣化が進んでいた。

 同施設に派遣されている市地域おこし協力隊の後藤圭介さん(25)が「車両の赤さびが涙に見えてかわいそう」と修繕を提案。1月から専門業者による塗装工事などが行われ、「あさま色」と呼ばれるモスグリーンとグレー色の帯が入った車両がよみがえった。

 修繕費用は、2016年に80歳で亡くなった地元の市川方久さんからの寄付金が充てられた。同施設に保存されている碓氷峠越えで活躍した電気機関車「EF63(通称・ロクサン)」の整備にも使われた。

 セレモニーでは同特急の車内が廃止後初公開され、鉄道ファンらが車両を見て回ったり、写真を撮ったりしていた。今後も定期的に車内公開を行っていくという。

 修繕やセレモニーを企画した後藤さんは「修復したあさま号の車両は碓氷峠の歴史を伝える財産。今後も大切にしていきたい」と話した。


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