久米民之助氏の旧邸宅 沼田市長らが視察 市内移築を検討へ
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公開された旧邸宅

 群馬県沼田市の名誉市民で皇居二重橋の設計などに携わった元衆院議員の久米民之助(1861~1931年)らが暮らした東京都渋谷区の旧邸宅が28日、解体前に公開された。同市の横山公一市長らが訪れて市内への移築の可能性を探った。

 旧邸宅は帝国ホテルと同一設計者ともいわれ、1912年ごろの建築と伝わる。久米家の後には紀州徳川家の迎賓館としても使われ、現在は「旧岩佐多聞邸」の名称で親しまれる。所有者の意向もあって9月に解体予定だが、建築史家の内田青蔵さんや漫画家の小栗左多里さんらが「岩佐邸歴史保存プロジェクト」を立ち上げ、保存に向けて動き出している。

 沼田市は久米氏と同市の縁が深いことから、旧邸宅の市内への移築の検討を始めた。諸田勝教育部長は「解体まで時間がないが、本格的な議論はこれから。条件がそろえば前向きに考えたい」と話している。

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