開墾や養蚕「渋川郷学の祖」 吉田芝渓の功績知って 渋川
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 「渋川郷学の祖」と呼ばれる吉田芝渓しけい(1750~1811年)を紹介する顕彰展が7日、群馬県渋川市役所本庁舎市民ホールで始まった。実体験を基に開墾や養蚕の指導書を残し、多くの門弟を育てた功績に光を当てている。24日まで。

 芝渓は渋川村(現在の同市渋川)出身で、北牧宿(現在の同市北牧)の山崎石燕せきえんらに学んだ。干ばつや飢饉ききんを経験し、教訓を生かして山林を開墾。畑のあぜにクワを植えて養蚕の普及を促した。実学を重んじ、私塾を開いて教育にも力を入れ、後の渋川の教育や文化に影響を与える人物も生まれた。

 会場には経験を基に著した「開荒須知」や扁額へんがく、関連書籍など15点が並ぶ。1789年の「養蚕須知」は個人所蔵の原本が披露され、来場者の目を引いている=写真。石燕に関する資料6点も展示されている。

 午前8時半~午後5時15分。土日祝日も見学できる。28日~10月2日に市役所第二庁舎で展示し、その後は市内小中学校で巡回展示する予定。

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