伊勢崎銘仙 若い世代に 慶応大生の村上さんがパンツを商品化
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村上さんのブランド「Ay」が商品化した伊勢崎銘仙のパンツ

 群馬県の伊勢崎銘仙の鮮やかな柄に魅せられ、伊勢崎市在住の慶応大4年生、村上あやさん(21)が銘仙を使ったパンツを商品化した。自ら手掛けるアパレルブランド「Ay(アイ)」(前橋市千代田町)のサイトで12日、公開と販売を始める。「地元の布を扱えるのは幸せ。伊勢崎銘仙の良さや文化を若い世代に知ってほしい」と話している。

◎「文化を織りなおす」 20~30代の女性向けに販売
 同大のプロジェクトで昨年3月、コンゴ民主共和国を訪れた村上さんは、現地の経済活動を後押ししようと、Ayを設立。コンゴの伝統生地を使った洋服や小物をデザインし、インターネットで販売している。現地と向き合い、コンゴ製の商品を扱ってきたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあって国内にとどまり、郷里の銘仙と向き合うことになった。

 もともと、伊勢崎四ツ葉学園中等教育学校に在籍中、授業の一環で銘仙を身に着ける機会があり、当時からその鮮やかさに引かれていた村上さん。「文化を織りなおす」というAyのコンセプトから、伝統的な銘仙を今の若者に愛される服として提案することにした。

 商品化に当たり、いせさき銘仙の会代表世話人の杉原みち子さんや伊勢崎銘仙プランナーの金井珠代さんの協力を得た。あらためて話を聞く中で、織り方の幅広さや昔の職人のこだわりに触れ、発見もあったという。

 新たに商品化した銘仙のパンツは20~30代の女性向けで、全て一点物。ゆったりめで、センタープレスが入る。シルク本来の肌触りの良さと軽やかさが特長で、オフィスカジュアルや普段使いもできる。

 「世界一、愛が詰まった洋服」という理念を込めたAyは6月に株式会社化した。村上さんは「コンゴの生地も銘仙も、柄やビビットな色使いが似ている。地域特有のもので、誇りを持って生産している方が地域にいて、精神性も共通している。服を通して文化を知ってもらえるといい」と話す。

 銘仙のパンツはウェブサイト(ay.style)で公開。税込み2万4000円から。季節に合わせて色柄を選び、商品化していく予定。

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