《ひと》夢諦めず「恩返しを」 「あかぎ団」の加藤さやかさん
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「夢を諦めない姿を見てほしい」と語る加藤さん

 群馬県を拠点に活動するご当地アイドルグループ「あかぎ団」の創立時からのメンバー。2年前に目が見えなくなり、現在視力は左右ともゼロ。他のメンバーのサポートを受けながら、ステージをこなしている。

◎他メンバーやファンの声 励みに
 2年前の春から突然頭が痛くなったり、目がかすんだりした。病院に行っても原因がわからず、半年ほどで目の前が真っ白になって、時には歩けなくなってしまうことも。「念のために」と行った脳の検査で、腫瘍があることが分かった。

 8時間の大手術で直径約8センチの腫瘍を除去した。「これで目が見えるようになるかも」。一命は取り留めたが、手術後も視力は回復しなかった。

 「早くステージに戻りたい」と2週間ほどで退院。ダンスをするためのリハビリを始めたが、最初はかつてのように走ったり、ジャンプすることができなかった。失意の中、支えになったのは「待ってるよ」という他のメンバーやファンからの励ましの声だった。

 体が動くようになっても、今後は新型コロナウイルス感染症の影響でステージが軒並み中止に。本格的に活動が再開できたのは昨年6月ごろからだった。「待ってくれたファンの皆さんに恩返ししたい。夢を諦めない私の姿を多くの人に見てほしい」。これからもステージの上から笑顔を振りまく。

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