藤岡中央のチームに最高賞 全国高校生理科・科学論文大賞
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実験を再現する(左から)黒沢さん、牧野さん、高橋さん

 理科系の論文コンテスト「全国高校生理科・科学論文大賞」で、群馬県立藤岡中央高(大谷幸一校長)理数科の生徒全員が加入する部活「F.C.Lab(エフシーラボ)」の科学研究チームの論文が最高賞となる大賞に輝いた。チームの3人は「研究が評価され、うれしい」と喜びをかみ締めている。

 3人はいずれも3年の黒沢樹李亜さんと高橋舞さん、牧野さちえさん。同部顧問の岡田直之教諭(37)が提案したテーマに興味を持ち、研究に手を挙げた。2019年5~12月に実験と検証を重ね、「開口端かいこうたん補正の謎に迫る ~事実?それとも考え方?~」を執筆した。

 物理の教科書などに載る定説では、パイプ状の管楽器を吹いた際の音の高さを正確に計算するためには、音波がパイプの端から少し外側に飛び出す「開口端補正」を考える必要があるとされる。開口端補正がパイプの外側にあるとした場合、開口端補正の内側と外側で波形の変化が生じるはずだが、論文では、計測から変化が見られなかったという実験結果を記述。音波はパイプから飛び出しておらず、補正が必要となる原因について、音波が反射する際に時間がかかっているためという持論を展開している。

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