アニメで大正ロマン・沼田PR 映画「はいからさんが通る」コラボ
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旧土岐家住宅洋館前に設置された主人公、花村紅緒のパネル

 大正ロマンをイメージしたまちづくりが進められている群馬県の沼田市中心市街地で、市観光協会は、アニメ映画「劇場版はいからさんが通る」とコラボレーションした企画を始めた。3月下旬まで、歴史的な建造物など6カ所に主要キャラクターのパネルを置くほか、声優による音声ガイドを展開。爆発的な人気を誇った「鬼滅の刃」に出演する声優もおり、大正時代を主な舞台とした人気作品との連携で、アニメ、声優ファンを中心に観光誘客につなげたい考えだ。

◎早見沙織さんや桜井孝宏さん… 6人が沼田を紹介
 「はいからさん」は大正デモクラシーからシベリア出兵、関東大震災を経て結ばれる男女と、それを取り巻く人々の恋愛模様を描いた作品。テレビアニメのほか、映画やドラマ、宝塚歌劇団による舞台化などもされ、2017、18年に劇場版が公開された。

 今回登場するキャラと設置される施設は、旧土岐家住宅洋館に花村紅緒、旧沼田貯蓄銀行に伊集院忍、生方記念文庫に北小路環、旧沼田教会紀念会堂に青江冬星、テラス沼田に藤枝蘭丸、沼田公園内の旧生方家住宅に鬼島森吾。施設に入ると、それぞれのキャラが施設や市内を音声ガイドで案内してくれる。

 主人公の花村紅緒の声優を務める早見沙織さんは鬼滅の刃で胡蝶しのぶを、青江冬星の桜井孝宏さんは冨岡義勇をそれぞれ演じている。ほかにも、宮野真守さん、中井和哉さん、梶裕貴さん、瀬戸麻沙美さんと豪華な声優陣が沼田のPRに一役買う。

 今回のコラボは、中心市街地の活性化や観光客増に向け、同協会が観光庁の誘客多角化のための補助事業として行う。昨年11月には、はかま姿で散策や写真撮影を楽しむ「令和女子旅」を実施。今回も新型コロナウイルスの感染拡大状況を見ながら、イベントの企画を検討している。

 同協会は「アニメと声優のファンにはたまらない企画。はいからさんの世界観を体感してほしい」としている。

 大正ロマンのまちづくりを巡っては、市はこれまでに県指定重要文化財の旧沼田貯蓄銀行、国登録有形文化財の旧土岐家住宅洋館、名誉市民で初代津田塾大学長の星野あいらによって大正期に建てられた旧沼田教会紀念会堂の移築を完了。皇居二重橋の設計などに携わった元衆院議員の久米民之助が暮らした旧邸宅(東京都渋谷区)の移築も予定し、22年度末の工事完了を目指している。

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