別荘と冷蔵庫跡を公開 世界遺産の伊勢崎・田島弥平旧宅
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修復工事を終えて、新年度に公開を始める田島弥平旧宅敷地内の別荘
 

 世界文化遺産の田島弥平旧宅(伊勢崎市境島村)について、市は新年度、修復工事を終えた主屋南東の「別荘」と「冷蔵庫跡」の外観を公開する。境島村地区とゆかりの深い実業家、渋沢栄一を主人公にした大河ドラマ効果で見学者が増えており、世界遺産の価値をより深く理解してもらう契機にしたい考え。新年度は明治中期以降に建てられたとみられる東門の修復にも着手する。

 木造2階建ての別荘は1863(文久3)年建築の主屋より前に建てられたとされ、敷地内に現存する最古の建物と考えられている。主屋東に新蚕室を建てるのに伴い、明治初期に現在地へ移築。弥平が清涼育の実験を重ねた「香月楼」とつながっていたとされる。1階は晩年の弥平の隠居所だったと伝えられ、後に馬小屋や物置に使われた。

 冷蔵庫跡は香月楼跡にあるコンクリート製の地下遺構(縦4メートル、横4.8メートル、深さ2.4メートル)。氷で冷やす蚕種貯蔵施設で、昭和初期ごろに造られた。

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