世界文化遺産・田島弥平旧宅周辺の蚕種製造民家 国有形文化財に
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登録有形文化財への登録が答申された田島亀夫家住宅主屋

 国の文化審議会(佐藤信会長)は19日、世界文化遺産の田島弥平旧宅(群馬県伊勢崎市境島村)の近隣にある蚕種製造民家「田島亀夫家住宅主屋」(埼玉県本庄市宮戸)を登録有形文化財(建造物)に登録するよう萩生田光一文部科学相に答申した。明治初期に建てられた地域最大級の民家で、蚕種製造の様子を知る上で貴重だと評価された。弥平旧宅周辺は多くの蚕種製造民家が現存し、既に3軒が登録有形文化財になっている。新たな登録によって、蚕種製造民家群の保存や価値発信に向けた機運が一層高まりそうだ。

 亀夫さん宅の敷地は伊勢崎、本庄両市にまたがる。主屋の南東には独立した専用蚕室があり、敷地南の畑から望む景観は「島村随一」と評される。

 登録される主屋は瓦ぶきの2階建て(建築面積286平方メートル)。やぐらと呼ばれる換気用の窓を三つ備えている。1869(明治2)年ごろに建てられ、「有隣館」の屋号で蚕種業を営んでいた。

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