富岡製糸場の西置繭所が優秀賞 照明学会の照明デザイン賞 見学者への配慮評価
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
優秀賞を受賞した富岡製糸場の国宝、西置繭所

 群馬県富岡市は25日までに、光を使う優れたデザインの施設などを表彰する「2021年照明デザイン賞」(照明学会主催)で、足かけ6年の保存整備工事を終え昨年10月にグランドオープンした世界文化遺産、富岡製糸場の国宝「西置繭所」(同市)が優秀賞を受賞したと発表した。建築の魅力を引き出しつつ、来館者が照明を意識せずに見学や観賞ができる空間づくりが評価された。

 保存整備工事では、1872(明治5)年に造られた建物の価値を維持・保存しながら活用するという同市の考えに基づき、照明をエリアごとに計画。1階は照明器具を来館者に見えない場所に設置したり、まぶしさを抑えガラスへの映り込みを少なくしたりした。2階は操業当時の様子を感じられるよう、投光器などで必要な場所だけを照らすように工夫した。
(黒沢豊)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事