内村鑑三ゆかりの東京・今井館 新築移転で募金活動 資料充実や電子化に
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今井館の完成イメージ=今井館教友会提供

 本県ゆかりの思想家、内村鑑三(1861~1930年)の活動拠点だった今井館(東京都)の維持管理に取り組むNPO法人今井館教友会が、同館の新築移転に向けた募金活動を行っている。目標金額は5千万円で、2024年3月まで呼び掛ける。集まった資金は資料の収集や電子化、設備の充実などに活用する。

 文京区本駒込に新設する建物は10月に開館予定。鉄骨造4階建て延べ床面積739平方メートル。聖書講堂や集会室、鑑三とその教えの継承者たちに関連する図書や資料約1万点を所蔵する書庫、住居スペースなどを設置。住宅跡地に建設され、道路を挟んで北東側に国指定特別名勝「六義園」がある。

 今井館は、鑑三の弟子で大阪の香料商、今井樟太郎の遺志により妻の信子が1907(明治40)年、講義用の建物を柏木(現新宿区北新宿)に建て、鑑三に寄贈した。35年に区画整理のため現在地の目黒区中根に移転。地代の高騰などから閉館も考えていたが、3年前に借地契約の提案があり、再度移転が決定した。
(丸山仁見)

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