草津音楽アカデミー2年ぶり開催 「ベートーベンから現代へ」 コロナ下で存在感響かす
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故遠山慶子さんをしのぶコンサート。群響コンサートマスターの伊藤文乃さん(中央左)がソリストを務めた=8月29日街角コンサートで行われたアルプホルンの演奏
街角コンサートで行われたアルプホルンの演奏

 「第41回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル」(群馬草津国際音楽協会、草津町主催)が8月17~29日、同町で2年ぶりに開催された。ベートーベンの生誕250年の節目の年だった昨年から続くコロナ下でも音楽を響かせようと、テーマを「ベートーベンから現代へ」として実施。感染拡大防止のため催しを縮小しながらも、多様なコンサートや講演会を開き、歴史ある音楽祭の存在感を改めて示した。(村上真代)

 同26日は、西村朗音楽監督による講演会「奇跡の人べートーベン~驚異の独創性とその後への影響」が行われた。ベートーベンの生涯や関わった音楽家について触れながら、その業績について解説。会場で音源を流しながら、「音楽と言われると、歌ありきのものをイメージしがち。しかしベートーベンは歌のない、器楽だけが持つ表現の素晴らしさを示した」と力を込めた。

 最終日は、同アカデミーで講師を務めるなど長きにわたり活躍したピアニスト、故遠山慶子さんをしのぶコンサート。音楽祭創設者の一人である豊田耕児さんがタクトを振り、かつてアカデミーで学んだバイオリニスト、伊藤文乃さん(群響コンサートマスター)らゆかりの面々が出演。音楽祭の歴史を象徴する演奏会となった。

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