貴重な弥生時代の高地性集落 国史跡・中高瀬観音山遺跡 群馬県内最大級の歴史公園へ
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調査当時の中高瀬観音山遺跡。集落(○部分)は丘の上にあった(県教育委員会提供)
焼失した竪穴住居の跡。炭化した屋根材などが残っていた=1990年中高瀬観音山遺跡地図

 遺跡の保存と活用を目的に、群馬県富岡市は、国指定史跡「中高瀬観音山遺跡」周辺を歴史公園として整備する基本計画をまとめた。同遺跡は弥生時代の大規模集落跡地として知られ、整備面積は21.6ヘクタールと歴史公園では県内最大級となる見込み。竪穴住居を復元したり、ガイダンス施設を新設したりして古代史を体感できる場にする考え。市内にある世界文化遺産の富岡製糸場、県立自然史博物館と連動した教育面での利用促進も模索する。2025年以降の供用開始を計画している。(細井啓三)

 遺跡は上信越道富岡インターチェンジから1キロほど西に位置し、中高瀬、下高瀬、岡本の3地区にまたがっている。

 計画によると、上信越道の北側に遺跡の価値を伝えるガイダンス施設を新設。見学者用の駐車スペースを整備し、遺跡に向かう歩道も設ける。上信越道の南側にも2カ所の駐車場を用意し、地域の子どもが遺跡に親しめるようにする。木々の中で自然を体験できるような広場とし、複数の遊具を設置。遺跡を観察できる展望台も導入する。

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