「蒲団」発表の背景探る 花袋生誕150年で特別展第2部
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 館林市出身の作家、田山花袋(1871~1930年)の生誕150年を記念した特別展「情熱の人 田山花袋―《新しく》《真面目》な文学を求めて―」の第2部「花袋、『文学維新運動の第一人者』となる」が、同市の田山花袋記念文学館で開かれている=写真。11月7日まで。

 代表作である「蒲団」(07年)の発表に至るまでの葛藤や、島崎藤村、国木田独歩らとの出会いなどを軸に、花袋が自然主義文学によって当時の文壇に新たな風を巻き起こした背景を、同館で所蔵する55点と共に紹介している。

 藤村が「破戒」を完成させ出版を待つ心情を花袋に伝える「藤村書簡(花袋宛)」や、ドイツの自然主義作家ヘルマン・ズーデルマンの「カッツェンステッヒ」の描写方法をヒントに執筆した「重右衛門の最後」など、同館お薦めの資料6点には「この資料に注目」の札を添えている。
(大楽和範)

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