遺跡つくった噴火探る 渋川市が6月に榛名山二ツ岳ツアー
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榛名山二ツ岳の噴火山痕跡の一つ「オンマ谷風穴」

 群馬県渋川市に点在する遺跡への理解を深め、地域づくりや観光振興に役立ててもらおうと、同市教委は6月、こうした遺跡をつくる原因となった榛名山二ツ岳で「榛名の噴火痕跡を探る山巡りツアー」を行う。専門家の解説を聞きながら二ツ岳の噴火口周辺の地形や地層を見学、噴火の歴史や特徴を学んでもらう。

 同市内にはよろいを着た人骨が出土した金井東裏遺跡や首飾りをした人骨などが見つかった金井下新田遺跡、2メートルもの軽石の下から古墳時代の住居跡が見つかった国指定史跡の黒井峯遺跡などが点在。いずれも8~10キロ離れた二ツ岳の噴火で被災した。こうした遺跡は火山灰や軽石といった火山噴出物に覆われていたため、古墳人の暮らしぶりを伝える遺物が良好な状態で残っていたとされる。

 ツアーは、地域の遺跡の特徴を理解するにはその基となった火山や噴火を知ることも大切だとして初めて企画した。地域の歴史や地形、特徴をより深く知り、地域づくりなどに生かしてもらうことを目指す。

 開催日は6月2日で参加無料。県立伊香保森林公園入り口から二ツ岳爆裂口にある「オンマ谷風穴」、周辺の軽石の地層などを見学して、徳冨蘆花記念文学館駐車場まで約5キロを歩く。二ツ岳噴火に関する火山灰研究の第一人者で火山灰考古学研究所(前橋市)の早田勉所長が解説する。

 申し込みは5月1~18日。問い合わせは市教委文化財保護課(電話0279-52-2102)へ。

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