風穴操業時の全景 当時の事務所に油絵 7日から公開 下仁田町歴史館
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春秋館で見つかった荒船風穴全景を描いた油絵n

 世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つ、荒船風穴(群馬県下仁田町)が操業していた際の事務所「春秋館」内から、風穴の蚕種貯蔵所全景を描いた油絵が見つかっていたことが4日、分かった。油絵には、これまで建物の様子が判明していなかった「番舎」と呼ばれる風穴そばの連絡事務所も描かれており、発見した同町歴史館は「当時の様子を詳しく知る手掛かりになる」と期待している。絵は7日から同館で一般公開される。

 絵は、春秋館内の土蔵「貯蔵前後保管庫」内で隅に立てかけられた状態で見つかった。大正6~7年ごろとみられる貯蔵所全体を、東側から見下ろすように描いている。これまで全体像を示す資料が少ないとされている貯蔵所の正面が分かる構図で、同館は「資料的価値が高い」とする。作者は春秋館経営者、庭屋静太郎の養子、庭屋千寿の可能性が高いという。

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