明治の音色 製糸場に響かせる 21日から富岡でピアノコンサート
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製糸場に持ち込まれた本物のピアノを探している中森さん

 群馬県の世界文化遺産、富岡製糸場(富岡市)の建設を指導したフランス人、ポール・ブリュナ夫妻が製糸場に持ち込んだアップライトピアノと同型のピアノを使ったコンサートが21~25日の5日間、東置繭所で開かれる。明治150年と日仏友好160周年を記念した企画で、明治初期に製糸場で響いた音色がよみがえる。

 使用するピアノは1874(明治7)年、ニューヨーク・スタインウェイ社製。本物は72年、フランス・プレイエル社製のグランドピアノと共に持ち込まれた。ブリュナの妻、エミリの父は著名な作曲家・オルガニストで、サンサーンスを指導したとされる。エミリ自身もピアニストだった。2台のピアノは76年に夫妻が帰国する際、横浜で競売された記録があるが、現在は所在が分からない。

 コンサートは市主催、同社企画・運営。メインの25日は渋川ナタリさん(ピアノ)と羽鳥美紗紀さん(フルート)による「デュオ・フェアデ」がサンサーンスの「ロマンス」やドビュッシーの「月の光」などを演奏する。定員170人で、市富岡製糸場戦略課(電話0274-64-0005)に申し込みが必要。時間はいずれも午後3時から。無料だが、市民以外は製糸場の入場料が必要。

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