伊勢崎銘仙 後世に 市図書館が資料デジタル化 研究者も注目
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市図書館で受け入れた伊勢崎銘仙の関連資料。生産が盛んだった当時を伝える貴重なものばかり
伊勢崎銘仙の着物の撮影に臨む井上さん(中央)

 かつて群馬県伊勢崎市の一大産業だった伊勢崎銘仙の着物や資料を保存・活用しようとする動きが広がっている。市図書館は個人や業者が所有していた関連資料を受け入れ、デジタル化に着手。時代とともに失われつつある資料を収集・保存するとともに、誰でも気軽に閲覧できるようにして後世に伝えるのが狙いだ。一方、紡績糸や服飾を専門とする大学の研究者も伊勢崎銘仙に注目し、多彩なデザインの着物の記録を始めた。

 「銘仙は身近にありすぎて、貴重なものと知らずに捨てられてしまう恐れがある」。市教委図書館課の菅谷奈保係長は、関連資料の収集を始めた背景を説明する。「図書館で保存すれば確実に後世に残せる。個人収蔵と違って活用もしやすい」と意義を強調する。

 伊勢崎銘仙は大学の研究者にも注目されている。7月中旬、城西大准教授の井上直子さんとお茶の水女子大非常勤講師の安城寿子さんら4人が同市を訪問。伊勢崎銘仙の着物を700着ほど所有する金井珠代さん(同市波志江町)に協力してもらい、写真撮影に臨んだ。

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