旧上武大橋に新たな機銃掃射弾痕3カ所 伊勢崎 保存求める会
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移設候補地などについて話し合う会員ら=伊勢崎市の平塚公園

 群馬県伊勢崎市境平塚と埼玉県深谷市中瀬を結ぶ旧上武大橋の保存を求める「上武大橋を語り継ぐ会」と、橋を管理する同県熊谷県土整備事務所の職員が2日、橋などを視察した。これまで会が把握していた機銃掃射による弾痕は7カ所だったが、近くで新たな弾痕3カ所を発見した。

 同会会員と職員ら12人は橋を調べ、太平洋戦争中の1945年に米軍機が機銃掃射した際のものとみられる弾痕を確認。新たな箇所も発見した。伊勢崎、深谷両市民でつくる同会は、弾痕が残る橋の骨組み部分を移設保存することを目指しており、同日は候補地として伊勢崎市の平塚公園も視察した。

 橋は老朽化により架け替えられ、8月31日から新橋が全面供用された。旧橋は年内にも撤去が始まる予定だが、視察した同事務所の職員は「貴重な資料なので、早期に保存への道筋をつけたい」と話した。

 同会は戦争の傷痕を後世に伝えようと先月発足。呼び掛け人で伊勢崎空襲を語り継ぐ会会長の佐藤好彦さん(63)=伊勢崎市三和町=は「新たな痕跡が見つかって驚いた。戦争の被害を語る上で保存は不可欠だ」と指摘している。

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