シュールレアリズムを日本に紹介 福沢一郎展 富岡で開会
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戦後の大作を鑑賞する来場者=富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館
個人や企業から寄せられ公開された秘蔵作品
開会式でテープカットする関係者

 群馬県富岡市出身の画家、福沢一郎(1898~1992年)の作品を一堂に集めた企画展「福沢一郎生誕120年展」(同市、県、上毛新聞社など主催)が15日、同市立美術博物館・福沢一郎記念美術館(同市黒川)で始まった。超現実主義(シュールレアリスム)を日本に紹介した第一人者の大作など83点と、市民から募った福沢作品91点が鑑賞できる。11月11日まで。

◎巨匠の筆 全体像知る 秘蔵作で幅広い世界

 会場2階では、同館や各地の美術館などが所蔵する1920~90年代の作品を紹介。戦後間もないころに描かれた救いを求めてさまようような人間や、神話が舞台の作品まで、幅広い世界観を楽しめる。1階の市民ギャラリーでは42人の市民が所有する91点を飾った。染谷滋・元館長によると、うち「イタリー女」(28年)は福沢が彫刻から絵画に転じようとした時期のもので、シュールレアリスムに影響される前に描いたとみられる。墨による「りんご」(47年)も日本画で珍しいという。

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