8世紀初頭の大規模寺院か 藤岡の牛田廃寺 瓦で建造年代特定
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藤岡市の牛田廃寺で発掘された瓦や基壇

 群馬県藤岡市牛田で7月中旬に発掘された古代寺院跡「牛田廃寺」について、8世紀初頭に創建され、複数の建物が集まる当時としては大規模な寺院だった可能性が高いことが8日、分かった。創建年代の特定につながる瓦が発見されたほか、建物2基の存在が判明した。藤岡市教委は「文献にも記されていない新たな発見」とし、市内で初めて見つかった古代寺院跡の全容把握に向けて調査を進める。

 7月時点では瓦や寺院の土台となる基壇の一部が見つかっていたが、年代や規模を絞り込めなかった。発掘調査が進む中で、基壇を囲むように次々と瓦が出土し、二つの建物があったことが分かった。寺院が集積する伽藍がらんと思われ、市教委は他にも建物が存在していたとみている。さらに、8世紀初頭のものとされる「複弁蓮華文」の文様が入った「軒丸瓦」が出土し、創建年代が明らかになった。

 市教委は11日、現地説明会を開いて牛田廃寺の特徴を解説する。解説は4回(午前10時、同11時、午後1時、同2時)。問い合わせは文化財保護課(電話0274-23-5997)へ。

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