《2019選挙イヤー(上)》自民 分裂含み 参院選候補者選定急ピッチ
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◎山本氏 知事選くら替え

 「選挙イヤー」が幕を開けた。4月に群馬県議選と8市町村長選、21市町村議選が予定される統一地方選、夏には知事選と参院選が行われる。統一地方選、知事選、参院選が重なるのは12年に1度。さらに「夏の衆院解散・総選挙もあり得る」との臆測も政界でくすぶる。立候補予定者は決戦に向けて態勢づくりを進めており、与野党の攻防が激しさを増しそうだ。現在の情勢を2回に分けて紹介する。

 
【知事選】

 任期満了に伴う夏の知事選は自民党県連会長の山本一太参院議員(60)が出馬を表明している。12月5日朝に自身の公式ブログで決意を掲載し、同14日に県庁で開いた会見で、無所属で立候補し自民推薦を求める考えを示した。一方、3期目の現職、大沢正明氏(72)は2月中に進退についての結論を出すとしている。

 自民県連の執行部は現職の態度表明を待って知事選への対応を決めるとの方針を掲げており、山本氏の出馬表明に違和感を隠さない関係者は少なくない。大沢氏が初当選した2007年知事選は、県議だった大沢氏が党公認で立候補し、現職や元自民県議らと争う保守分裂選挙になった経緯もあり、「分裂回避」に向けた調整が当面の焦点となりそうだ。

 任期満了前の30日以内に行うとする公職選挙法の規定に基づき、知事選の投開票日は6月30日~7月21日のいずれかの日曜となる見通し。県選挙管理委員会が2月中旬にも決定する。
 知事選を巡っては、共産党が関係する市民団体に候補者擁立の動きがある。立憲民主、国民民主両党の県内組織は参院選の候補者擁立を優先し、知事選の対応は後手に回っている。

 
【参院選】

 山本氏の知事選くら替え表明を受け、参院選群馬選挙区(改選数1)の候補者擁立を巡る動きが年末から慌ただしくなってきた。自民県連は山本氏の後任候補者選びを急ピッチで進め、2月10日の党大会までには党本部に公認申請する候補者を決めたい考えだ。
 一方、山本氏が過去4回の参院選で圧勝してきただけに、野党関係者からは「千載一遇のチャンス」との声も上がる。

 立憲民主党県連合は1月の早い段階での候補者選定を目指す。野党統一候補として擁立するため、党本部や国民民主党県総支部連合会、連合群馬などの意向を踏まえ最終調整をしている。共産党が県委員会常任委員、伊藤達也氏(35)の擁立を決めており、共産との共闘には党本部レベルの調整が必要になるとみている。

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