恐竜の町 情報共有 神流と県外4自治体 
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恐竜の骨格標本が展示されている神流町恐竜センター=2016年5月撮影
 

 日本で初めて恐竜の足跡が発見され、恐竜を主要な観光資源としている神流町は、恐竜化石が発掘された自治体でつくる「にっぽん恐竜協議会」に加盟した。加盟自治体間で恐竜に関わるさまざまな事業の情報を共有し、相互交流を深めることにより、教育や観光などの分野で恐竜を生かした事業を推進する。年間3万人超の集客力がある町恐竜センターは4月のリニューアルオープンに向けて改修中で、協議会への加盟を「恐竜の町」の活性化につなげたい考えだ。

◎事業ノウハウ提供教育、観光生かす

 協議会は北海道むかわ町と兵庫県篠山、丹波両市、熊本県御船町の4市町が2017年11月、相互交流を目的に立ち上げた。神流町は視察団の受け入れや北海道地震発生後に義援金を贈るなどむかわ町と縁が深いこともあり、丹波市で昨年12月に開かれた総会で加盟を認められた。

 神流町によると、篠山市の化石発掘ボランティアの育成や、御船町の恐竜の顔や卵をイメージしたハンバーガー、スイーツの販売促進など、加盟自治体の事業で参考になるものは少なくない。
 一方、恐竜センターが取り組んでいる化石レプリカ作り体験や、恐竜フィギュアの製作販売などについてはノウハウを提供できるとみており、むかわ町とはフィギュア製作の受託に関して検討を始めたという。

 協議会発足後、丹波市とむかわ町は小学生の交流学習「竜学」をスタートさせた。丹波市の児童が昨年11月にむかわ町を訪れ、「むかわ竜」の全身骨格を見学したり、地元の小学校で植物食恐竜「丹波竜」について発表した。

 こうした取り組みが交流促進につながるとみて、12月の総会では「竜学」を5市町に拡大する方向性を確認したほか、共通ロゴの作成と、ロゴ入りブルゾンを製作することを決めた。
 神流町は「4市町との交流を活発にし、観光面にも生かしたい」(産業建設課)と、協議会加盟を恐竜による地域活性化につなげる方針だ。恐竜センターは、食堂や売店の改修のため昨年10月から休館している。

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