八ツ場でアウトドア 長野原・川原湯 レジャー施設 来春開業へ
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川原湯地域振興施設の完成予想図

 群馬県長野原町が八ツ場ダム水没5地区の一つ、川原湯地区の地域振興施設として計画していたアウトドアレジャー施設の概要が19日、分かった。キャンプ場とバーベキュー場を核に、温浴施設、カフェ、バンジージャンプ事務所などが入る複合施設となる予定。近く着工し、ダム完成後の2020年春の開業を目指す。八ツ場ダム観光の拠点の一つとして注目を集めそうだ。

 町などによると、JR川原湯温泉駅から西へ徒歩1分の立地。キャンプ場を含めた敷地面積は約1万0600平方メートル。複合施設は鉄骨2階建てで、延べ床面積は約1500平方メートルとなる。事業費約13億円は、下流都県が負担する利根川・荒川水源地域対策基金から拠出する。

 4月に立ち上げる地元出資会社「NOA(ノア)」が施設を運営し、キャンプ場やバーベキュー場、カフェ、温浴施設などの営業は都内の会社が行う。建物内には会議室のほか、レンタサイクルや八ツ場大橋で行うバンジージャンプの受付事務所も入居する。

 メインとなるキャンプ場とバーベキュー場の詳細な内容については今後詰めるが、テントといった各種道具を貸し出し、手ぶらで来場しても楽しめるようにする方向。周辺は緑地公園の整備計画もあり、周囲の自然を散策できるようになる。

 八ツ場地域では、道の駅「八ツ場ふるさと館」、JR長野原草津口駅の売店と休憩所を兼ねた「長野原・草津・六合ステーション」、滞在型の市民農園「クラインガルテン」などの地域振興施設が既に開業。今後は、旧役場庁舎の外観を再現した食堂施設、乳製品や干し芋、パンなどの農産物加工施設が建設される予定だ。

 地元出資会社の社長を務める予定の樋田省三・川原湯温泉協会長は「老若男女がレジャーを楽しめる場所であると同時に、情報発信基地としての役割も担う。道の駅や川原湯温泉など周囲とも連携し、八ツ場地域再生のシンボルにしたい」と話している。

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