手数料関連で利益200億 群銀が中期経営計画 19~21年度
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 群馬銀行(前橋市元総社町、斎藤一雄頭取)は29日、事業承継や創業支援の相談業務を強化する次期中期経営計画(2019~21年度)を発表した。手数料収入などによる利益を21年度末までに約15%増の200億円に引き上げる。低金利で厳しい経営環境の中で非金利業務利益を増やし、純利益はほぼ横ばいの240億円を確保する。斎藤頭取は「これまでにない顧客サービスやビジネス支援などを重点に頑張りたい」とした。

 インターネット対応強化などで顧客との接点を増やし、創造的な人材の育成で改革を進めようと、新たな計画の名称を「『イノベーション 新次元』~価値実現に向けて」とした。

 中小企業が後継者に事業を引き継ぐ承継支援では、具体的なプランを3年間で6千件提案する。事業承継税制の有効活用や、効率的な承継、合併・買収(M&A)の方法を提案してサポートする。高い専門性が必要な案件を同行から受託する子会社「ぐんぎんコンサルティング」の機能も強化する。

 投資信託などの販売で個人の資産形成を支援し、預かり金融資産残高は約16%増の1兆円を目指す。今年3月にショッピングセンター内に開設した「個人相談プラザ前橋」のような気軽に相談できる「店舗」の増設や、ネットサービスの拡充などで利便性を高め、幅広い顧客層にアプローチする。

 人材育成としては、行員の所有資格や受けた研修、職歴をデータ化して一元管理し「人材の見える化」を進める。身に付けた能力を生かせるようにし、専門性を高める意識を根付かせる。若手行員が斬新なアイデアを実現する仕組みも強化して、創造力豊かな行員を育てる。女性管理職は現状の120人から144人に引き上げ、経営に女性の視点を取り入れる。

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