県議選 自民が32議席 1強維持 投票率は最低を更新43.49%
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開票結果(選管確定)
吾妻郡区で初当選を決め、支持者らと握手し喜ぶ入内島道隆氏
(上から)敗戦を受け止め、支持者らと握手する桐生市区の腰塚誠氏(左)、敗戦の弁を述べる富岡市区の大手治之氏

 第19回統一地方選前半戦の群馬県議選は7日、選挙戦となった12選挙区で投開票された。42人が当選し、無投票の6選挙区8人と合わせて新県議50人が決まった。最大会派の自民党は推薦や党籍証明を含め前回改選時から1増の32議席を獲得したが、最長7期のベテランや県連総務会長の現職らが落選した。女性の当選者は過去最多に並ぶ4人。投票率は43.49%と11回連続で下落し、過去最低を更新した。

◎新人14人 世代交代進む

 全18選挙区への立候補は65人で、2015年の前回改選の67人を下回り、過去最少を更新した。当選者は現職35人、元職1人、新人14人。

 無投票当選を含めた党派別の議席数は自民が32、第2会派のリベラル群馬を構成する立憲民主、国民民主両党が公認・推薦含め6、公明党3、共産党2、無所属7。各党派が夏の知事選と参院選の前哨戦と位置付けた県議選で、自民が県議会における1強態勢を維持する結果となった。

 自民は公認・推薦・党籍証明で計40人を擁立し、35議席の獲得を目標に掲げた。議席数は目標を下回ったが、県議会における安定多数となる32議席は確保した。現職が7人落選した一方、9人の新人が当選するなど世代交代を印象付けた。

 旧民主系勢力は立民、国民の公認・推薦候補8人のうち、現職5人と新人1人の計6人が当選した。公明は前橋、高崎、太田で現職が3議席を確保。共産は前橋、高崎で現職が議席を守ったが、新人を擁立した伊勢崎では届かず、3議席目の獲得はならなかった。

 12選挙区の最多得票は阿部知世氏(太田)の1万7792票。当選者50人のうち、最年少当選は牛木義氏(甘楽)の32歳。

 投票率は1979年以降、長期低落傾向が続く。今回は選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられて初めての県議選となったが、争点の乏しさなどから、投票率の低下に歯止めをかけられなかった。

◎リベラルは改選前を維持

 50議席中35議席の獲得を目指した自民は目標には3議席届かなかったが、前回改選時から1増となる32議席を獲得し、選挙イヤーの第1ラウンドで底堅いスタートを切った。議会運営での主導権を確保し、夏に誕生予定の新知事に対してもけん制する力を維持する結果となった。

 32議席は正副議長と五つの常任委員会の委員長ポストを確保した上で、全委員会で過半数を得られる「安定多数」となる。35議席の大目標には届かなかったが、「最低ライン」に掲げた目標は達成した。

 旧民主系勢力で構成する第2会派「リベラル群馬」は、立民、国民が公認、推薦した8人の候補者のうち、現職5人と新人1人の計6人が当選し、改選前と同数を確保した。2017年の衆院選を前に旧民進が分裂したため、今回は連合群馬の支援を受けながら連携して戦った。

 公明は現有3議席を確保し、各派代表者会議や議会運営委員会に参加できる「交渉会派」の立場を守った。共産は1999年改選時以来、20年ぶりとなる3議席を目指したが、現有と同じ2議席にとどまった。

 無所属の現職2人で構成する「そうぞうぐんま」は現有2議席を確保。ほかに自民現職を破って当選した無所属新人と元職が5人おり、今後の各会派への合流が注目される。

◎県議選で二重投票か 前橋で2人

 前橋市選挙管理委員会は7日、市内の県議選の投票所2カ所で、それぞれ1人の有権者に投票用紙を2枚交付した可能性があると発表した。開票結果によると、投票者数より投票総数が1票多く、二重に投票されたとみられる。特定できないため有効票となる。

 市選管によると、投票所はいずれも同市荒牧町の南橘中と桃川小。それぞれ同日午後3時15分~午後6時に、用紙の交付係が、同じ人に2枚手渡した可能性があるという。投票者数に対し、用紙の残数が少ないことから判明した。

 市選管は「深くおわびする。対応を検証し、再発防止に努めたい」としている。

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