《特集》統一地方選 各地で当選者決まる
 第19回統一地方選後半戦の首長選・議員選は21日投開票され、群馬県内の3...
当選を決め支持者に応える荒木氏
「元気出る施策を」 桐生市長選 荒木恵司氏が新人一騎打ち制す
荒木恵司氏 無新 28798票 当選(1期)伏木康雄氏 無新 18758票...
4選を果たし、花束を受け取る熊川氏(右)
「上信道」推進を約束 嬬恋村長選 熊川栄氏が制し再戦
熊川 栄氏 無現 3652票 当選(4期)唐沢 弘氏 無新 2146票 午...
通算4選を決め、支持者と万歳する真塩氏
政策「新しく大胆に」 榛東村長選 真塩卓氏が三つどもえ制す
真塩  卓氏 無現 3339票 当選(4期)高田 清一氏 無新 2451票...
(左から)星野栄二、星野吉弥、狩野孝夫
片品村議選(定数12―13) 開票結果
(敬称略)星野栄二(56) 無現 390票 当選(3期)星野吉弥(63) ...
(左から)小野田富康、亀井伝吉、延山宗一
板倉町議選(定数12-13) 開票結果
(敬称略)小野田富康(46) 無新 1077票 当選(1期)亀井 伝吉(6...
(左から)高橋弘、須崎幸一、青柳はるみ
東吾妻町議選(定数14-15) 開票結果
(敬称略)高橋  弘(66) 無新 890票 当選(1期)須崎 幸一(62...
(左から)黒岩敏行、土屋圭吾、松本幸
嬬恋村議選(定数12-13) 開票結果
(敬称略)黒岩 敏行(54)無新 696票 当選(1期)土屋 圭吾(55)...
(左から)小栗芳雄、関美香、佐藤力也
中之条町議選(定数15-16) 開票結果
(敬称略)小栗 芳雄(65) 無現 1022票 当選(4期)関  美香(5...
(左から)金丸勝利、宮崎公雄、湯本晃久
草津町議選(定数12-13) 開票結果
(敬称略)金丸勝利(57) 公現 472票 当選(2期)宮崎公雄(60) ...
「上信道」推進を約束 嬬恋村長選 熊川栄氏が制し再戦
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4選を果たし、花束を受け取る熊川氏(右)

熊川 栄氏 無現 3652票 当選(4期)
唐沢 弘氏 無新 2146票


 午後8時55分すぎ、熊川栄氏の4選が確実になると、嬬恋村三原の選挙事務所に集まった支持者らは「良かった」と胸をなで下ろした。

 支持者とともに万歳三唱し、喜びを分かち合った熊川氏は「上信自動車道はキャベツを運ぶ物流道として、そして郡内の観光地を結ぶ道として大切な道路。次の世代のために真っすぐな道を残したい」と公約の実現を約束。続けて「今回私には投票しなかった村民の意見もしっかりと拾い、4年間のかじ取りをしていきたい」と決意を述べた。

 12年ぶりの選挙戦に油断はなく、態勢は盤石だった。3期12年で関係を築いた団体や業界からの支持と、村内各地に広げた後援会を通して票を固めた。批判票を取り込もうとする対立候補を強く意識し、毎日のように街頭に立って浮動票の取り込みにも努め、実績と実行力をアピールした。


熊川栄氏(71) 村長 無現(4期)
 【略歴】吾妻郡町村会長、県土地改良事業団体連合会長、県国民健康保険団体連合会理事長、全国山村振興連盟理事。中央大卒
 【公約】(1)上信自動車道とアクセス道の整備促進(2)農業と観光の振興(3)公共施設の再編と文化会館の建設(4)地域包括システムの推進

《解説》課題山積 道筋示せるか
 12年ぶりの選挙戦を制し、現職の熊川栄氏が4選を決めた。任期中に手掛けた財政再建や教育環境整備などの成果を、村民が信任した格好だ。

 3期12年で培った国や県との太いパイプを基に働き掛けを続けた結果、上信自動車道の長野原嬬恋バイパス(長野原町与喜屋―嬬恋村鎌原)は事業化へと動きだした。次の4年間では早期着工や、同村田代までの調査区間の整備区間への格上げを目指すことになる。

 一方、村内への一般廃棄物最終処分場の建設について、反対の姿勢を示すものの、計画撤回への展望があるわけではない。基幹産業のキャベツ生産への風評を懸念する声もある。解決への具体策を示す必要がある。

 村人口は4年前に1万人を割り、減少に歯止めがかからない。加速する人口減少対策は急務だ。

 「次の世代へ託せるような村の青写真を描けるまで、力を尽くす」と訴えた熊川氏。山積する問題解決への道筋を示せるかが注目される。(中之条支局 桜井俊大)


◎村政刷新 訴え届かずため息…唐沢弘氏
 午後9時15分ごろ、嬬恋村三原の唐沢弘氏の選挙事務所に落選が伝わると、集まった支持者からため息が漏れ、重苦しい雰囲気に包まれた。

 「停滞している村政を決断できる組織に」と刷新を訴え、小まめに街頭演説を繰り返す草の根の選挙戦を徹底した。慎重論が強い一般廃棄物最終処分場の建設阻止を争点化し、現職批判票や浮動票の取り込みを図ったが、知名度で勝る現職に阻まれた。

 唐沢氏は「私の不徳の致すところ。村民が選んだ結果を重く受け止め、これからは外から応援していきたい」と話した。

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