全国250人超出馬へ 夏の参院選 与野党が活動を本格化
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 夏の参院選に向けて共同通信社が実施した調査で、4日までに253人が選挙区や比例代表で立候補を予定していることが分かった。選挙戦は安倍晋三首相の長期政権への評価や、憲法改正に前向きな「改憲勢力」が参院で3分の2以上の議席を維持するかどうかが焦点。自民党は非改選議席と合わせた参院単独過半数の維持を目指す。野党は統一候補の調整を加速させ、政権との対決構図を鮮明にする戦略だ。

 自民党は候補者擁立で先行するが、東日本大震災からの復興を軽視する失言で桜田義孝前五輪相が更迭され「長期政権のおごりや緩み」が指摘される。4月の衆院大阪12区、沖縄3区補欠選挙は2敗した。

 野党は1月下旬、32の改選1人区で候補一本化を図ると合意。立憲民主党と国民民主党は複数区でも選挙協力に乗り出し、京都で国民民主が新人を取り下げた。参院選に合わせて衆院を解散する衆参同日選が取り沙汰され、衆院選の候補調整も並行して進める。

 参院選の投開票日は7月21日が有力だ。昨年の公選法改正で、参院の総定数は6増の248議席となった。改選されるのは半数の124議席で、各党は選挙区74、比例代表50の各議席を争う。非改選の121議席と合わせて、今回の選挙後の総定数は一時的に245(過半数123)となる。

 自公両党の非改選は70議席あり、与党過半数には53議席、自民党の単独過半数には67議席が必要となる。自公と安倍政権下での憲法改正に前向きな政党や議員を合わせた改憲勢力が、改憲の国会発議に必要な3分の2以上となる164議席を維持するには87議席の獲得が条件となる。

 各党の立候補予想者数は、3年前の同時期に比べて約40人少ない。

◎3新人の争い 群馬選挙区
 群馬選挙区(改選数1)は、自民党現職の山本一太氏(61)が知事選へくら替え表明したのに伴い、自民、立憲民主党、共産党の3新人が争う構図が見込まれる。

 自民は公募で、元県議の清水真人氏(44)の擁立を決めた。県議時代に地盤とした高崎市以外での知名度アップが課題だ。

 元大学准教授の斎藤敦子氏(51)を立てる立民は3月、国民民主党、連合群馬と3者で選挙協力の覚書を取り交わし、野党協力をアピールする。共産党県常任委員の伊藤達也氏(35)は消費税増税中止を主張。立民との候補一本化は「党中央委員会の判断次第」とする。

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