新頭取に深井氏 斎藤氏は会長に就任 群馬銀行の役員人事
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
深井彰彦氏
斎藤一雄氏

 群馬銀行(前橋市元総社町)は10日、深井彰彦専務(58)を頭取に昇格させる役員人事を発表した。斎藤一雄頭取(70)は会長に就任する。代表権は斎藤、深井両氏が持つ。6月25日に予定している株主総会後の取締役会で正式決定する。マイナス金利政策などによる厳しい経営環境が続く中、組織の成長を目指し経営体制の刷新を図る。

◎深井氏「地域のお役に立てる銀行に」
 深井氏は「責任の重さを感じている。より一層地域のお役に立てる銀行にしていきたい」とコメントした。

 深井氏は高崎市出身で、高崎高―早稲田大卒。1984年に入行し、ニューヨーク支店勤務の経験もある国際派。企画、営業の両部門に明るく、総合企画部長、営業統括部長、常務などを経て2017年6月から専務を務めている。

 深井氏が担当して作られた中期経営計画「イノベーション 新次元」(2019~21年度)では、21年度末までに手数料収入などによる利益を約2割増の200億円に引き上げる目標を提示。低金利が続く厳しい経営環境の中でも、連結純利益もほぼ横ばいの240億円確保し、預かり金融資産残高を1割以上増やし、1兆円に引き上げる計画を掲げている。

 10日に記者会見した斎藤氏は「経営環境は厳しいが、後を託すに十分な人材が育った。これからは別の角度で取引先や群馬のために頑張りたい」とした。

 斎藤氏は、前任で日本銀行出身の四方浩前頭取(74)=現相談役=から11年6月に頭取を引き継ぎ、同行の生え抜きとしては8年ぶりに頭取となった。

 斎藤氏は頭取就任以降、ぐんぎん証券やぐんぎんコンサルティングを設立。個人・企業問わず取引先の経営支援などコンサルティング業務に力を入れてきた。15年度に単体で過去最高益となる266億円の純利益を記録。近年はコンスタントに200億円を超える純利益を計上するなど財務・経営体質も強化した。

 同行では1997年6月に吉田恭三氏が生え抜きとして20年ぶりに頭取に就任。不良債権処理を進めるなど、財務体質の強化に尽力した。2003年6月に引き継いだ四方前頭取はリーマンショック後も手堅い経営手法で財務体質の健全化に努めた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事