立憲民主の斎藤敦子氏で一本化 参院選群馬選挙区で野党
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 立憲民主など野党5党派は21日の幹事長・書記局長会談で、夏の参院選の勝敗を左右する32の改選1人区のうち群馬など8選挙区で候補者を一本化することで正式合意した。群馬選挙区は、立民公認の新人で元大学准教授の斎藤敦子氏(51)を統一候補とし、共産党が候補を取り下げる。与野党による一騎打ちの構図が固まりつつある。

 同選挙区は斎藤氏のほか、いずれも新人で、自民党公認の元県議、清水真人氏(44)と共産公認で党県常任委員の伊藤達也氏(36)が出馬を予定していたが、伊藤氏は立候補を見送る。

 一本化の合意を受け、今後は各党間で政策協定を具体化させる。立民県連の角倉邦良幹事長は「群馬選挙区での勝利に向け、県内野党や支援団体、市民団体との連携を一層強化する」とし、党本部レベルでの協定を踏まえつつ、「政策が一番重要。群馬で戦うための政策をつくり上げていく」と意欲を見せた。

 立民県連や連合群馬と選挙協力の覚書を結び、合同選対を立ち上げている国民民主党県連の後藤克己幹事長は「今まで通り全力で斎藤氏を支援する」とした。

 従来から共産と距離を置いてきた連合群馬は、合意を慎重に受け止める。高草木悟事務局長は「今後の中央での動向を見守りつつ、群馬での対応を立民、国民と話し合わなければいけない」との認識を示した。

 共産党県委員会の小菅啓司委員長は一本化を歓迎し、「共闘の経験を生かし、市民と野党で統一候補を押し上げるよう本気で頑張る。共通政策を練り上げる努力もしていく」とした。斎藤氏の推薦や選対への参加は今後検討するとした。

 野党統一候補の実現を巡っては、市民団体「野党共闘をめざす県連絡会」が野党各党の県組織に呼び掛け、立民や共産などと協議を重ねていた。

 群馬以外で一本化したのは、山形、福島、栃木、新潟、福井、三重、和歌山の7選挙区。栃木は立民、福井は共産の候補とし、残る5選挙区は無所属とした。5党派はほかに、社民党と野田佳彦前首相が代表を務める衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」。

 野党は参院選に合わせた衆参同日選の可能性を警戒しており、来週開く党首会談で、衆院小選挙区の候補者調整の加速も確認したい考えだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事