“解散風”に県内の選管モヤモヤ 「トリプル選」なら群馬初
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選挙が重なれば開票作業終了も遅くなり、「翌日の業務に支障が…」と不安をつぶやく自治体職員も少なくない(2011年7月4日付より)

 夏の参院選に合わせた衆参同日選を巡る臆測が広がり、知事選の準備を進める群馬県内市町村選挙管理委員会も「解散風」に気をもんでいる。衆参同日選があるとすれば、群馬県知事選の「7月4日告示、21日投開票」と同日程も候補の一つとなり、群馬県では「トリプル選」となる可能性がある。知事選と参院選の同日選だと24年ぶり、トリプルなら初の事態。ノウハウを持つ職員はおらず、「どうなることか」と嘆き節も聞こえる。

◎「計り知れない」「通常業務に支障」「ダブルでも人手不足」…
 群馬県では12年に1度、知事選と参院選が夏に行われる。1995年に初の「知事・参院同日選」が実施された。2007年は同日程を見据えた準備が進んだが、参院選が1週間先送りされた。今年も有権者の利便性向上や選挙事務に関わる経費削減につながるなどの理由から、県選管は同日程を想定した準備を市町村選管に呼び掛けている。

 衆院選を含むトリプル選挙となるかは不透明だが、各選管には、さまざまな懸念が広がる。明和町では任期満了に伴う町議選が7月16日告示、21日投開票の日程で行われるため、すでにトリプル選が濃厚。知事選、参院選、町議選の順で開票を予定するが、町選管は「衆院選も加われば前代未聞。しっかりと準備するしかない」と引き締める。

 高崎市選管は知事・参院同日選の場合、翌日午前1時~1時半の開票終了を見込む。衆院選も加わった場合、担当者は「朝までに終わるといいが、作業が長くなる。休憩を入れることも考えられるので、計り知れない」と嘆く。

 開票作業にはさまざまな部署の職員が関わる。館林市選管は「全てを終了まで行うか、一部を翌日とするかは分からないが、通常業務に支障が出ないか心配」と指摘。渋川市選管は「職員数は減っており、ダブル選でも足りないくらいだ」と人手不足を懸念した。

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