父の日に特別な贈り物を 小売り各社が盛り上げに知恵絞る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
父の日商戦でポロシャツをそろえるスズラン前橋店

 16日の父の日を控え、県内小売店が贈り物需要を喚起しようと知恵を絞っている。母の日商戦と比べて盛り上がりに欠けるとされる中、衣服や小物、ビールといった定番商品のほか、変わり種や思い出に残る催しを提案する。

◎需要喚起にあの手この手
 スズラン前橋店は紳士物コーナーに父の日の掲示を出し、買い物客に呼び掛ける。「マックレガー」では父の日用のポロシャツ(1万800円)を入荷。通常の1万2千~1万8千円台より低価格をそろえる。「タケオキクチ」の財布(1万2960円)なども人気。同店は「父の日は直前になって購入する人が多い」とみる。

 定番のビールでは、千代田町に工場があるサントリービール(東京都)がギフト用限定商品を提案する。工場で生産する高級ビールの詰め合わせセット(305ミリリットル瓶6本入りで2千円前後)を初めて発売。高品質ビール「マスターズドリーム」(3本)に加え、ウイスキー「山崎」のたるで熟成させたビールを一部ブレンドした新商品(3本)が入る。

 変わり種商品も登場している。寝具の企画製造販売を手掛けるプレジール(高崎市)は、男性専用の「華麗なる男の抱かれ枕」(1万6632円)を取り扱う。累計13万個を売り上げている「抱かれ枕シリーズ」で5月に発売した。アーチ状の形で、デスクワークなどで疲れた肩を優しく包み込む。

 和菓子店「なか又」(前橋市)は15、16の両日限定で和菓子3個セット(1050円)を販売する。生どら焼きのあずき味や、ナッツを入れて苦みのあるカフェマスカルポーネ味などの限定商品を扱う。

 高崎高島屋は体験型のサービスを提供する。父の日ギフトを5千円以上購入した人の中から抽選で5人に、館内放送を利用したサプライズを用意。16日に父親と来店してもらい、事前に録音した音声を館内放送で流す。

 父の日を家族で楽しんでもらおうと、スーパーを展開するベイシア(前橋市)は食品売り場で父親が好む肉や魚など生鮮食品を充実させる。同社は「家族だんらんを楽しんでほしい」としている。

◎意外?父親が欲しいもの3位に「手紙、メール」
 日本生命保険が発表した父の日に関するアンケートによると、プレゼントの購入者1人当たり平均予算は前年から500円増の約6200円だった。品目別では「食事・グルメ」が31.1%で首位となり、「酒類」が24.6%、「衣類」が17.8%。

 一方、父親側の欲しいプレゼントは「手紙・メール・絵」が15.8%で3位に入り、ニッセイ基礎研究所の井上智紀氏は「贈られる側はお金を使わせることに遠慮がある」と分析している。

 調査は5月にインターネットで実施、8977人から回答を得た。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事