《ぐんま再発見》こんにゃくを主役に 甘楽の「こんにゃくパーク」
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さまざまなこんにゃく料理の試食が楽しめるバイキングコーナー
 

 しょうゆラーメンにソース焼きそば、カレー、から揚げ…。こんにゃく製造販売のヨコオデイリーフーズが運営する「こんにゃくパーク」(群馬県甘楽町小幡)に並ぶのは、こんにゃくが“主役”となった料理の数々だ。こんにゃく製造の見学に加え、多彩なこんにゃく料理を無料で試食できるパークには連日、県内外から多くの観光客が詰め掛ける。開業から5年、パークは日本一の産地からこんにゃくの魅力を発信する、人気の観光スポットに成長した。

◎来場者は一日に3000人
 こんにゃくパークの前身は、8年前に本社に併設して造られた工場見学施設「こんにゃく博物館」。同館の見学者をもてなそうと、こんにゃく料理を振る舞ったのがバイキングコーナーの始まりだ。

 群馬県はコンニャクイモの最大の産地。2018年の農林水産省の統計によると、国内収穫量の93%を占める。ただ、ヘルシーさからファンの多いこんにゃくも、メインの食材として活用されることは少ない。パークではこんにゃくが“脇役”ではなく、“主役”となるさまざまな料理を提案している。

 14年4月に開業したパークには、一日平均3千人が訪れる。北海道から沖縄までの全国に加え、アジアをはじめとする海外からの団体客も増えており、群馬の特産のPRに貢献している。猪谷清吾支配人(54)は「また来たいと思ってもらえるような施設づくりを心掛けている」と話す。

◎工夫を凝らしたこだわりの味
 施設2階では、製品の仕込みから梱包こんぽうまで一連の作業を見学できる。しらたきの製造ラインでは、原材料を凝固剤と混ぜ合わせて練り込む光景などが、ガラス越しに広がる。見学した商品を実際に味わえるバイキングコーナーは、連日大盛況だ。こんにゃくを牛肉風に使って調理したカレーや「タコさんこんにゃくの唐揚げ」など、食感と味覚にこだわったプロのこんにゃく料理を紹介する。

 地元のコンニャクイモ生産者、高橋宏臣さん(72)=同町小幡=は「こんにゃくの消費量は次第に減っているが、パークでの宣伝が消費拡大につながるとうれしい」と期待を込める。

◎群馬のコンニャクイモ生産シェアは93%
 農林水産省の統計によると、2018年の全国のコンニャクイモの収穫量は5万5900トンで、このうち93%に当たる5万2100トンが群馬県内で生産されている。2位は栃木県の1490トン、3位は茨城県の765トンで、北関東3県で全国の97%以上を生産している。

 日本一の産地である群馬県では、こんにゃくにまつわる行事も各地で開かれる。藤岡市では毎年5月29日の「こんにゃくの日」に、「ぐんまこんにゃく祭り」を開催。下仁田町では生産者らがコンニャクイモの豊作や価格向上を祈願する「こんにゃく大黒天祭」が、約40年続いている。(水村希英)

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