石田清人氏と山本一太氏 一騎打ちに 知事選 28年ぶり新人対決
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(届け出順に左から)石田清人候補、山本一太候補

 群馬県知事選と第25回参院選は4日、それぞれ17日間の選挙戦に突入した。同日選は1995年以来24年ぶり。知事選は無所属の2新人による戦いとなり、参院選群馬選挙区(改選数1)は与野党の公認候補を含む3新人が名乗りを上げた。

 知事選は、県労働組合会議副議長の石田清人氏(62)=共産党推薦=と、元沖縄北方担当相の山本一太氏(61)=自民・公明両党推薦=が立候補した。

 新人同士の一騎打ちとなるのは、清水一郎知事の任期途中の死去に伴う1991年知事選以来、28年ぶり。人口減や少子高齢化といった県政課題などを巡り、野党系の石田氏と与党系の山本氏が主張をぶつけ合う構図だ。

 石田氏は県労働組合会議や共産党県委員会などでつくる政治団体「憲法をくらしに生かす県政の会」が擁立した。告示日までに県内全市町村を巡り、浸透を図ってきた。陣営はフェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)も活用し、知名度向上に全力を挙げる。

 小中学校に教諭として長年勤めた経験を基に、子育てや教育、福祉を重視する姿勢を前面にアピール。若者から高齢者まで、幅広い支持の獲得を目指す。山本氏が安倍内閣で閣僚を務め、政権を支えてきたことを踏まえ、演説で「県を国の出先機関にしない」と強調。憲法改正や消費税増税に強く反対し、国政と絡めた主張を展開する。安倍政権の是非を争点化し、批判票を取り込みたい考えだ。

 山本氏は県内経済の活性化や社会基盤整備、官民連携による行財政改革などについて、180の基本政策を政策集(選挙公約)としてまとめ、支持を訴える。

 第2次安倍内閣で沖縄北方担当相を務めたほか、自民党総裁ネット戦略アドバイザーなどを歴任。こうした参院議員4期24年の経験と人脈をフル活用し、情報発信を強化して群馬県の魅力を国内外にPRすることも公約に掲げる。

 2013年改選時に参院選群馬選挙区で約58万票を得たものの、くら替え出馬に当たっては自身を「チャレンジャー」と位置付ける。全県を網羅する70の地区選対に各種団体の支援も加えた組織力で臨むが、陣営は上滑りを警戒し、引き締めに余念がない。

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