タレントPR、若者が事務… 投票率向上へ行政あの手この手
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6日にJR高崎駅前で行われた啓発活動。知事選と参院選のイメージキャラクターに選ばれた高崎市出身のタレント、JOYさんが街行く人たちに投票を呼び掛けた

 21日投開票の知事選、参院選での投票率を底上げしようと、群馬県内の選挙管理委員会や関係者が知恵を絞っている。4月の県議選で県内ワーストとなった館林は「最下位脱出!」と銘打ち、商業施設を巻き込んでキャンペーンを展開。大泉では高校生らに期日前投票の事務を体験してもらい、会員制交流サイト(SNS)などで同年代への拡散につなげたい考えだ。タレントや大学生による啓発活動も各地で展開されている。

 館林市のショッピングセンター「アゼリアモール」は10日、市民を対象に「投票応援キャンペーン」を始める。期日前投票か21日に投票を済ませて「投票済証」を持参した市内在住の有権者は、宿泊券などが当たる抽選会への無料参加か、センター内にある57のテナントがそれぞれ用意する特典を利用することができる。投開票日翌日の22日まで実施する。

 運営する東毛リゾート開発の中村幸央常務は「政治に関心を持つ人が増え、少しでも地域貢献できればうれしい」と話す。投票済証は投票後に申請することで受け取れる。

 背景には、同市の深刻な低投票率がある。県議選での投票率35.74%は過去最低を記録した上、県内で最低だった。市選管は最下位脱出を合言葉に、各関係団体と連携を図って啓発事業に取り組み、投票率の向上を目指している。

 高校生や大学生など初めての知事選、参院選を迎える若い有権者への啓発も広がっている。

 知事選と参院選のイメージキャラクターに選ばれた高崎市出身のタレント、JOYさん(34)は6日、JR高崎駅西口で投票を呼び掛けた。活動には大学生の選挙啓発チーム「G-vote18(ジー・ボート・イチハチ)」のメンバーも参加した。活動に加わった高崎経済大の田部井優樹さん(20)は「思っていた以上に関心を持ってもらった。投票日に向け、家族や友達にも投票を呼び掛けたい」と話す。

 大泉町では町内にある高校と専門学校の生徒が、期日前投票所で投票用紙を配る事務を担当。選挙事務に直接関わることで、有権者としての意識を高めてもらうとともに、友人らへの投票呼び掛けにつなげてもらう狙いだ。

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