副知事2人交代へ 山本氏「新しいチームに」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 新知事に就く山本一太氏(61)が現在の副知事2人について、いずれも交代する意向であることが24日分かった。公務員、民間にこだわらず、幅広く人選する考えだ。時期は任期などを考慮して決める。掲げる新しい群馬県政の実現に向け、県ナンバー2の立場にある副知事を刷新する。

◎官民こだわらず人選

 山本氏は上毛新聞の取材に対し、「(具体的な人事は)白紙だが、刷新する。現在も立派な方々だが、新しい知事なので新しいチームにしたい」と述べた。

 大沢正明知事は2007年の初当選後、副知事2人制を導入。幅広い視野を持ち、国とのパイプ役となる中央官庁の人材と、地域事情や県庁組織に精通する県職員OBを1人ずつ登用してきた。ただ、山本氏はこの形式にこだわらない考え。就任後は高崎市内の自宅から通勤する予定だ。

 地方自治法で副知事の任期は4年。知事は任期中でも解職できる。現副知事2人の任期は元県総務部長の反町敦氏が8月19日まで、総務省出身の荻沢滋氏が2021年7月6日まで。

 山本氏は24日、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相と会談した。知事選の当選を報告し、東京電力福島第1原発事故を受けた本県産農畜産物の輸入規制のうち、特に市場の大きい中国に解禁を働き掛けるように要請した。

 終了後、記者団に「知事の任期は28日からだが、習近平国家主席と首脳会談をする際は農産物輸入を解禁する話もぜひ入れてほしいと陳情した」と説明した。安倍首相は「よく受け止めておく」と応じたという。

 山本氏は24日、自民党本部も訪れ、中国に幅広い人脈を持つ二階俊博幹事長にも同様の要請をした。二階氏は「承った。党として交渉する」と述べたという。25日は菅義偉官房長官にも申し入れを行う予定。

 原発事故を受けた本県産品の輸入規制は中国、台湾などで続いており、懸念材料となっている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事